相続したジュエリー (そのA)
前回のジュエリーのお話はいかがでしたでしょうか?
実は、前回の季節通信のご感想で、
「引き継ぐほどいいものは持っていないわ!」
なんてお声もいただきました(笑)
では
「引き継ぐほどいいものか」
どうかは、どう判断すればいいのでしょう?
今回はそんなお話からスタートです。
【対談者】
◇Show-N's Creation植草尚大さま(以下、「植草」)
◇相続手続支援センター横浜駅前 佐藤(以下、「佐藤」)
宝石の価値を知るには簡易鑑定を
佐藤:
私たちのお客さまからよくお聞きするのが、
「良い石じゃないからリフォームするほどでもないし、捨ててしまおうか」
といったお声です。
その辺りはいかがでしょうか?
植草:
良い石かどうかは、簡易鑑定を受けていただくと良いと思います。
簡易鑑定とは、いわゆる冊子になった鑑定書がつかない鑑定ですが、
石の成分や重さなど、その石がどんな石なのかが分かります.
佐藤:
お金をかけてリフォームをする価値があるかどうかを判断するにはいいですね。
植草:
そうですね。
ですが、
宝石をリフォームではなくお金に変えたいという人が圧倒的に多いのが現実です。
質屋さんなどに持っていき中古品として売られることが多いですね。
佐藤:
うーん、それはなんだかちょっと悲しい気がしますね。
宝石はクリーニングで輝きを取り戻す
植草:
そうですね。長年使っていたジュエリーは、
手入れをしていないとキラキラしていないんです。
だから大したことない石だと思って、処分してしまいがちなんです。
しかしクリーニングしてあげるだけでキラキラした本来の石に戻るんですよ。
佐藤:
どんな石かによらず、年月が経つと、
くすんでいくものなのですか?
植草:
劣化ではなく、表面的に汚れが付着するということです。
基本的に天然石に関しては、長い間経っても色は変わらないです。
ただ、当然指に着けていれば汗もかくし、埃も溜まります。
それを クリーニングしてあげると、光が入ってくるから本当にキラキラするわけですよ。
佐藤:
そうすると、
「リフォームしなくてもそのままでいいじゃない!」
ということになることもあるのでは?
植草:
そうですね。
そういうお客さまも少なくないですよ。
クリーニングしてみて、自分が見た目きれいだなと思えばそのまま使えばいいし、
形を変えたければリフォームすればいい。
そのために価値を知りたいというときは鑑定すればいいと思います。
ちなみに、宝石のクリーニングは、大体1,500円から承っています。
石を外さなくてはクリーニングできないものなどは料金が変わってきますが、
比較的お手頃に思っていただけるのではないでしょうか。
宝石のリフォームのいろは
佐藤:
実際にリフォームとなると、石はあるわけだから、
かかる費用は材料費とデザイン費ということですよね。
ちなみにおいくらぐらいするものですか?
植草:
オーダーメイドで10万円位ですね。これに別途材料費がかかります。
使わないジュエリーや、処分してもいいと思っているジュエリーを持っていれば、
これを充当すればいいと思います。
佐藤:
なるほど。女性が生きてきたってことは、
いくつかジュエリーを持っていますよね。
この石だけはきちんと残そうと思えば、
他のジュエリーをその費用に充てるということですね。
リフォーム費用が変わる要素というのはありますか?
植草:
材料費で大きく変わります。後はデザインが複雑になる場合ですね。
デザインが複雑になると、当然そこにかかる時間が多くなりますから。
オーダーメイドのときは、必ず予算を聞いて、その予算内に収まるようにしています。
打ち合わせているうちに、
お客様のやりたいことが増えていきがちなんですよね(笑)
やりたいことを妥協させたくはないので、
別の形でコストの収まる方法を提案することもしています。
佐藤:
リフォームに関して、植草さんならではの大切にしていることは、何ですか?
植草:
そうですね、
そのジュエリーを持ってきた人の『想い』というものを大切にしています。
私たちにとって、デザインはできて当たり前。
ただ、100%その人が思い描くようにできる わけではないので、
それにいかに近づけるか。あとはトークです!(笑)
佐藤:
トークは大事ですよね。コミュニケーションが取れないと、
どういう風にして欲しいかというのが伝わらないですから。
植草:
結構ざっくばらんにお話してますね。
オーダーメイドのときは、
「イメージを落書きしてください」
と宿題を出したりすることもありますよ。
字でもいいので、あなたの思い描いていることを落書きしてきてください、と。
佐藤:
リフォームしようとするときに、
「こういう風にしてください」
と上手く説明ができないから、
リフォームに足を運べないと言う方もいらっしゃると思うんですね。
「こういう風なシチュエーションで使いたい」
などとお伝えするだけでも良いということでしょうか?
植草:
はい。そういう話は、具体的なデザインに関わらないと思われがちですが、
デザインする上で、とても必要な材料なんです。
なので私は、最初はデザインの話をせず、
たわいもない話をして信頼関係を作っていく。
その上で必要があれば、さきほどの宿題を出す。
そして後日、宿題を見せていただき、
そこで初めてデザインの話をするようにしています。
佐藤:
お客さまからしても、
「リフォームしてもらう」というより、
「自分が生み出す」というか、
当事者となってジュエリーに愛着も湧きますよね。
お客さまとの打ち合わせは何回位するものですか?
植草:
基本的には、最後の引き渡しまで3回から4回ですね。
打ち合わせの回数は、価値が高い石だからとか、
高くない石だからとかというのは一切関係ありません。
人によって価値観は違いますが、
ジュエリーを受け継ぐというのは、
そのジュエリーに関しての物語が出来ることだと感じています。
それはとても、優しいことですね。
佐藤:
そうですね。
使われていたものを受け継ぐというのは、
金銭的な価値を超えていることですね この対談をきっかけに、
家に眠っているジュエリーを手に取ってみようと思う方がいらっしゃると嬉しいなと思います。
植草さん、ありがとうございました!
ジュエリーのリフォームならここ!
Show-N's Creation
植草尚大
〒231-0849
神奈川県横浜市中区麦田町1-2-103
TEL:045-227-4266
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実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。
当センターとしては、それでもかまわないと考えています。
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それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、
お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。