想いをつたえる映像「つたえびと」
日頃、なかなか口にできない、家族への想い。
その想いを、自分の死後、家族のもとに映像として届けられたら・・・。
今回の対談では、映像制作の会社を運営する一方で、
家族へのメッセージビデオ「つたえびと」を手掛けていらっしゃる、
村上さまにお話を伺いました。
村上さまのお人柄あふれる、こころあたたかな対談となりました!
【対談者】
◇株式会社グランツ代表取締役社長 村上倫弘(以下、「村上」)
◇相続手続支援センター横浜駅前 佐藤(以下、「佐藤」)
「つたえびと」とは?
佐藤:
村上さんは「つたえびと」という、
自分が亡くなった後に家族に伝えるメッセージビデオなどを手掛けていらっしゃいます。
この「つたえびと」についてお聞かせくだい。
村上:
一言でいえば、「人の想いを伝える」というサービスです。
遺言のメッセージや、自分が亡くなった後の節目の時に映像が届くというサービスです。
その他、最近では、自分が亡くなったあとに限らず、
生きているうちに伝えたい想いも届けています。
佐藤:
今までどのようなものを撮影されてこられたのか、
お聞かせいただけますか?
村上:
自身のお葬儀の時に流すメッセージビデオや、
事情があって会いたくても会えない人に伝えたい想いを届けるとか、
奥さんに想いを届けるメッセージとか。
本当にさまざまです。 佐藤:それにしても、
お葬儀の際に映像でメッセージが流れるというのは、
想像しただけで感極まりそうです。
村上:
お葬儀用のメッセージビデオを撮った方の中には、
「お世話になった方々に、直接お礼を言えるというのは、他にはないね。」
とおっしゃる方もいました。
佐藤:
葬儀というのは、人生最期のご挨拶ですが、当のご本人は、
それが言えないですもんね。
遺言のメッセージも、遺言書という書面だけでは味気ないですが、
そこにどういう想いがあるのかを伝えると、受け取る側は全く違うでしょうね。
村上:遺言があってもトラブルが起こるのは、
遺言書の内容に納得いかない場合ですよね。
でも、亡くなった方の想いを映像で届けること ができれば、
それを変えることができると思うんです。
ただ単に遺言を収録するのではなく、
歩んできた人生や家族への想いを収録する。
そのあとで、自分の財産をこういった理由で、あなたに受け継いでもらうんだよ、
できればこうやって使ってほしいという願いなども話していただき、
映像に残しています。
「つたえびと」を実際に作るには?
佐藤:
具体的にはどのような形で撮影、お届けをしているのか、教えてください。
村上:
お申し込みいただくと、まず、3時間〜4時間の打ち合わせをします。
そこで、その方の想いや、その背景をお聞きします。
その後、われわれが、メッセージビデオの原稿を作成し、
お客さまに内容をチェックしていただきます。
そして、できあがった原稿をもとに、撮影を行います。
お申し込みから完成まで、3週間ぐらいですね。
佐藤:
打ち合わせで4時間!みっちりですね。
村上:
将来、その映像を見る家族の方に、
想いがどう伝えられるかということが重要だと考えています。
そのために、最初の打ち合わせの時間を、すごく大切にしています。
撮影時間は、だいたい2時間くらいです。
佐藤:
できあがったビデオはどれくらいの時間ですか?
村上:
人によってさまざまですが、大体30分から1時間です。
佐藤:
わー、思っていたより長い!ちょっとびっくりです。
メッセージビデオというと、緊張される方もあるかと思うのですが、
どうでしょうか。
村上:
そうですね、大体の方は緊張しちゃうと思うんです。
でも、緊張すると、肝心な想いが届きづらくなってしまう。
だからこそ、事前の打ち合わせのときから、
お客さまに打ち解けていただけることを心がけています。
撮影当日も、たわいのない会話を含めながら、
進めていきます。するとリラックスして本音を語っていただける。
初めてでも安心してご利用いただけると思います。
佐藤:
お客さまの中には、
「撮影で喋ることばを覚えられない!」
ということもあると思うのですが、そのあたりいかがでしょうか?
村上:
プランによっては、特殊な機械を使って、
カメラの前に写し出された原稿を読みながら撮影するという方法もあります。
ただ、ほとんどの方は使わないです。
自分の想いが伝わればいいのですから、多少原稿と違う言い回しをしても、いいんです。
もし言い残したことがあれば、撮り終わったあとで、
編集で追加することもできるので、心配いりません。
佐藤:
それなら安心ですね。
村上:
はい。編集後、最後にお客さまに映像をチェックしていただき、完成です。
お届け方法は、撮影をした方にビデオをお渡しする場合と、
その方のお亡くなり後に、ご指定の方にお届けする場合があります。
佐藤:
お亡くなり後にお渡しというのは?
村上:
安心サポートサービスというサービスです。
ビデオの保管とお届け、あとは日々、お電話で様子をうかがい、
日常のお困りごとにお答えしています。
そしてその方に万が一のときには、ビデオをご指定の方にお届けします。
佐藤:
なるほど。自分の死後、
誰々に渡して欲しいというところまでお任せできるのですね。
お一人暮らしの方には心強いですね。
実際にメッセージビデオを作られた方の、撮り終えた後の感想はどうでしょうか。
村上:
「安心した」とよく言われます。
心の中の想いを形にしたことで、安心されるのでしょうね。
ただ、遺言メッセージの場合、このビデオでは法的な遺言書にはなりません。
法的に有効な、書面での遺言書を遺した方がいい場合は、
それをオススメしています。
佐藤:
法的に有効な書面の遺言書と、想いを伝えるメッセージビデオ。
両方が備わっていれば、相続で困ったり揉めたりすることも、
うんと少なくなると思います。
これまでで特に印象に残ったエピソードをお聞かせください。
村上:
遺言メッセージを遺されたお客さまです。
「自分は仕事優先で家族がどうしても犠牲になってしまった。
運動会にも行けなかったけれど、家族を守るために、仕事を優先していた。」
というお話をされていました。
奥さんに向けて、
「苦労かけてごめんね」と、子供たちに向けて、
「家庭ではだめなお父さんだったけれど、
君らの家族としていれてほんとにすごく幸せだった」と。
聞いていて本当に涙が出てきました。
佐藤:
こういったメッセージビデオを遺すことで、
自分の想いが確実に届くことに安心でき、そこからまた晴れやかな気持ちで、
人生を豊かに歩んでいく。
すごく素敵なことですよね!
この「つたえびと」がどんどんと広がってほしいと思います!
想いをつたえる映像「つたえびと」 株式会社グランツ
〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷 三丁目2-4ミッテウメハラB1F
TEL:03-5413-5526
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結果として手続をおまかせいただければ幸いですが、
実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。
当センターとしては、それでもかまわないと考えています。
「相続手続支援センター名古屋」という存在を知っていただくことが、
とても大事だと思うからです。
まずは、お問合せだけでもされてみてはいかがでしょうか。
と、いくら申しましても、「業者のいうことだから・・」と思われる方も
いるかもしれません。
それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、
お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。