転籍について

戸籍の筆頭者およびその配偶者であれば自由に出来ます。
転籍届の用紙と印鑑、戸籍謄本が必要ですが
新しい本籍が現本籍と同じ管轄であれば戸籍謄本は不要です。

 

本籍地と現在住所が離れていると戸籍謄本を取寄せることが不便なため
それを解消するために行う場合や、
戸籍の表記を簡潔にしたい時にも行う場合があります。

 

離婚や死亡など戸籍上に残る記載も、
転籍によって戸籍を新しくするとそれらの記載がなくなるため、
戸籍の表記が簡潔になり、前の戸籍は除籍簿に移されます。
そのために転籍することもあれば、
戸籍が必要な時に遠方では取り寄せが不便だからという場合もあります。

 

本籍はどこでも自由に定めることが出来ますが、
相続などの場合に生まれた時から亡くなるまでの戸籍を揃えるには、
本籍を置いた市区町村からそれぞれ取り寄せなければなりません。

 

転籍をすると、それ以前の戸籍は「除籍」となり
転籍前の市区町村役所で保管され「除籍謄本」となります。
あまり何度も本籍を変えると、近隣であれば揃えるのも楽ですが、
遠方であれば揃えるための手間をかけさせることにもなってしまいます。

 

また転籍する前に除籍された人の記載や、行う時点で法律的に有効とされない事項は、
新しい戸籍に記載されないため、相続の場合には相続人を調査するために、
被相続人の出生から死亡時まで全生涯の分が必要となるわけです。
戸籍謄本のほか、除籍謄本や改製原戸籍謄本などから
相続する人を調べることになります。

 

また相続人としても全部事項証明の戸籍謄本が必要となり、
誰が相続するかという状況によっても、必要な戸籍の範囲が広がることもあります。
配偶者と子供なのか直系尊属なのか、兄弟姉妹か代襲相続があるのかなど
相続人の順位を証明する必要があるのです。

 

必要な戸籍の範囲が広いと、揃えるにも時間と費用がかかります。
遠方から郵送で取り寄せるとなると、
申請書に定額小為替を同封する必要もでてきます。
そんな時のためにも出来れば少ないほうが良いと言えます。

 

本籍は現住所に関係なく、居住していたことがない土地でも建物が無くても、
また関係のない人が居住している場所など、全国どこにでも移すことができるため、
引越しなどで住所が変わるたびに転籍するという人もいますが、
引越し先がよほど遠方でなければ出来るだけ少ないほうが楽な場合もあります。

関連する参考用語

戸籍とは

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