HOME > 相続情報の季節通信 > 季節通信の2018年発行分 > 2018年10月発行の第20号

2018年10月発行の第20号

第20号を迎えられました!

平成26年1月に第1号を発行してから、
はや4年半以上を経て、この度20号を発行できました。
発行の月が近づくと
「えっ、もう前回から3ヶ月経ったの!?はやくないか?」
と、原稿の締め切りにおわれることもよくありました。

 

とはいえ、毎回、
どんなことを書けば読んでくださる方のお役に立つかな、
と考えることを楽しんでいます。

複数の不動産屋さんに査定を取る方がいる

ここ3回の季節通信で、
不動産を売るときに知っておいた方がいいことなどをお伝えしてきました。
前回は、
『不動産を高く買うのはだれ?』
について書きました。

 

今回も、
不動産のことについていくつかの、知っておいた方がいいことのご紹介です。
不動産を売るときに、次のようにお考えになる方がいらっしゃいます。
まず、いくつかの仲介をしている不動産屋さん(以下、仲介業者)に
『自分の不動産が、いくらくらいで売れそうか』
という査定をとる。

 

つぎに、
『金額の一番高い査定をした仲介業者に買主探しの仲介を頼もう。
ここの仲介業者が一番高く売ってくれるのだから。』

不動産屋さんに査定を取るのは正解?

上のような、
『一番高い査定をした仲介業者に頼めば、この高い金額で売ってもらえる』
という考えは正しいでしょうか?

 

実は、そうではないこともよくあります。
と言いますのも、いくらで買うかを決めるのは仲介業者ではなく、
買主だからです。

 

仲介業者が高い査定を出したとしても、
その金額で売れることを仲介業者が保証しているわけではありません。

 

なかには
『この金額ではまず売れないであろう』
というくらいの高い金額の査定をする業者もあります。
そのわけは、不動産の売却の仲介を自分の会社に頼んでもらうためです。
高い金額で売りにだしたあと
「この金額だと買い手がでてこないので、もう少し下げましょう」
ということになり、
結局、どんどん売値を下げざるを得なくなることもよくあります。

査定で大切なこと

いくつかの仲介業者に査定を頼むのであれば、
査定の金額の高い・安いも気になるところですが、
その査定の額になった根拠がもっと大切です。

 

きちんとした査定の理由を示してくれる仲介業者に頼んだ方がいいと思います。
ちなみに、買取業者さんに売るのであれば事情を異にします。
いくつかの不動産屋さんに
「自分の不動産をいくらで買い取ることができるか?」
と聞くとします。一番高い金額を出した買取業者さんに売れば、
(話をきいた業者の中では)一番高く売れることにつながります。

仲介業者と交わす契約には種類がある

売主さんが不動産屋さんに買主探しを頼むとき、
不動産屋さんと交わす契約があります。
この契約には大きく分けると2種類あります。

 

ひとつは、一般媒介契約、ひとつは、専任媒介契約です。
ちがいは、
一般媒介契約ですと、売主さんは複数の業者さんと契約をして、
買主探しを頼むことができます。
専任媒介契約ですと、契約をした1社だけが買主をさがし、
他社に買主探しを売主は頼めません。

 

こう聞くと
『一般媒介契約の方が、高く売れることにつながるだろう。
たくさんの不動産屋さんが自分のために買主をさがしてくれるのだから。』
と、思われるかもしれません。

 

けれど、実際はその反対になることがよくあります。
一般媒介契約だと、仲介業者ががんばって買主をさがしてくれないことがよくあります。
なぜなら
『いくつもの他社が同時に動いているかもしれないので、
手間暇かけてがんばっても広告をだしても、
自社の成果につながるとは限らない』
と、仲介業者は考えがちだからです。

 

一方、専任媒介であれば、
仲介業者は買主さんを一生懸命にさがしてくれます。
自社だけに仲介を任せてもらっているので、
がんばりが自社の成果につながるからです。

不動産のことでもお気軽にご相談をどうぞ

不動産の取引においては、
業者と売主さんとの間でとても情報量に差があります。
この差をうめることが、大切な不動産を納得のいく形で売ることへの近道になります。
気になることがあれば、お気軽に当センターにお声がけください。
なにかしらお役に立てられるとうれしいです。

追伸

「わからないことがある」「個別のアドバイスがほしい」

などとおっしゃる方は、お気軽にご相談ください。

相談は無料で行っています。

無料相談をご利用になり、信頼していただき、

結果として手続をおまかせいただければ幸いですが、

実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。

当センターとしては、それでもかまわないと考えています。

「相続手続支援センター名古屋」という存在を知っていただくことが、

とても大事だと思うからです。

 

まずは、お問合せだけでもされてみてはいかがでしょうか。

と、いくら申しましても、「業者のいうことだから・・」と思われる方も

いるかもしれません。

それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、

お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。

ページの先頭へ