前妻の子どもの声と立場
いろんなご事情が、前妻の子どもの方にはあります
前妻の子どもとひとことで言いましても、いろいろな立場の方がいらっしゃいます。
- 妊娠中に離婚されて、生まれたときから、父と離れて生活を送られた方。
- 幼い頃に両親が離婚し、子どものころの父との記憶はうっすらとあるという方。
- 思春期のころに両親が離婚し、はっきりと父との生活の思い出のある方。
- 社会人になって両親が離婚し、父は年下の女性と再婚し子どもをもうけた、という方。
こういった、父との関わりにさまざまなご事情があるので、
「父に対する親子の情を深く感じている方」
「父に無関心の方」
「負の感情をお持ちの方」
「いろんな感情が入り乱れている方」
前妻の子どもの方の、父への感情は人によってばらばらです。
遺産に対する前妻の子どもの考え
だからこそ、
「遺産はいらない」
「法定相続分を受け継ぎたい」
「遺産の状況や後妻とその子どもの状況によって考えたい」
など、遺産に対する思いも、ばらばらです。
同じ相続人という立場でも、
立場や育った環境がちがいますので、
父に対する思いも、遺産に対する考えも、ちがって当たり前なのかもしれません。
ここに良い悪いはありません。
遺産に対する考えの理由
さらには、
遺産の分け方に対する考えの結論は同じでも、
その理由は、
「財産の構成に寄与していないから」
「おさないころ母子家庭で苦労したのだから、せめて最後に父親らしいことを・・」
「苦労した母の面倒を見る資金にしたい」
のように前妻の子によってちがうこともよくあります。
円満に解決できた前妻の子どもとその共同相続人
相続手続支援センターとして、
お手伝いをさせていただく中で、 気づくことがあります 。
一方が一方の立場の人に対し、
「こうして欲しい」
と強く主張してしまうと、 遺産の分け方の話し合いをこじれてしまいがちです。
「前妻の子」と「後妻とその子ども」
まずは、相手の考えを理解するところからはじめられたご家族は、
円満に故人様の相続について話し合えることが多いです。
とりわけ、会って、顔を向き合わせて話をすることで、
お互い思っていることを伝えられたご家族は、
争いにまではなかなか発展していないようです。
私たちの取り組みと、私たちにできること
相続手続支援センター名古屋では、
疎遠な相続人同士がどうやって、
円満に話しあいを進めることができたのか?
を当事者の方にお伺いさせていただいています。
「どんなお手紙を、どんな順番で出されたのか」
「お会いしたとき、何をお話されたのか」
など、多くの方のお話を聴かせていただきました。
必要してくださる方には、
ご事情を聴いた上で実例をご紹介させていただいています。
もちろん、個人の情報は守った上でのことです。
私たちのこれらの経験が、お役に立てればうれしく思います。
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「わからないことがある」「個別のアドバイスがほしい」 などとおっしゃる方は、お気軽にご相談ください。 相談は無料で行っています。 |
無料相談をご利用になり、信頼していただき、
結果として手続をおまかせいただければ幸いですが、
実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。
当センターとしては、それでもかまわないと考えています。
「相続手続支援センター名古屋」という存在を知っていただくことが、
とても大事だと思うからです。
まずは、お問合せだけでもされてみてはいかがでしょうか。
と、いくら申しましても、「業者のいうことだから・・」と思われる方も
いるかもしれません。
それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、
お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。