借金をだれが相続するのかの話し合い

「父の残した借金についての相談です」

こう、一郎さん(仮名)はおっしゃいました。

お伺いすると、
「父が銀行の借金を残して亡くなりました。父の名義の家に母が住んでいます。
相続放棄すると、自宅も相続できないんですよね。
家族で話し合って、私が借金を返していくことになりました。
母は年金生活ですし、弟はまだ若くて収入が少ないです。

また、
自宅は母の名義にしようと思います。」

と、一郎さんはお話くださいました。

そして、
「何か問題はありますか?」
とご質問をくださいました。

いろいろとお話させていただきましたが、
次に様なことをもお伝えしました。

たとえばの話として読んでください。

弟が宝くじを当てて、1億円を手にしたとしましょう。
一方、一郎さんは会社を退職して収入を無くし、返済を半年間できずにいます。

このとき、
銀行は、一郎さんの弟に
「借金を返してください」
と支払いの請求をしてきました。

弟は
「借金を相続したのは兄の一郎です。わたしに支払い義務はありません」
と断れるのでしょうか?

答えは、
断れません。

お金を貸している側は、相続人のだれに対しても、請求できます。
そうしないと、

相続人が意図的に借金の返済をできない人に、借金を相続させるなどすると、
お金を貸している側が、不利益を受けてしますからです。

相続人同士が話し合って、
「だれが借金を相続するのか?」
を決めるのは自由です。
とはいえ、相続人は、この話し合いの結果を、
お金を貸している人に主張できません。
あくまで、相続人同士のうちうちの決め事です。

このご家族で、もし弟さんが返済をしたら、
弟さんは一郎さんに、「兄さんが相続した借金を自分が立替えたから、その分返してね」
と請求できます。

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