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実際の遺産分割協議の相談の例

遺産分割協議はいいかえれば、相続した財産をどう分けるのかの話し合いのことです。
相続人の全員でこれを合意することで、
その後の名義の受け継ぎの手続きなどをすすめられます。

 

ここでは、遺産分割協議に関する、実際にいただいた 相談をご紹介してきます。

相続人が服役中だったご家族の事例

主人公、関係者を冒頭に記載する。

 

主人公 黒沢恵美子さん(相続人、進さんの妻)

関係者 黒沢進さん(被相続人 恵美子さんの夫)

    ひばりさん(進さんと前妻との子)

    幸恵さん (進さんと前妻との子)

恵美子さんが相談にみえたのは、
ご主人の進さんを亡くされ、
恵美子さんと、
夫と前妻の子のひばりさん、幸恵さんの3名での相続についてでした。

 

 前妻の子の幸恵さんの行方が全く不明で、
家庭裁判所に「不在者財産管理人」の選任の申し立てを
恵美子さんは行いました。

不在者財産管理人とは

この制度は相続人の中に行方不明者がいる際には、
弁護士や司法書士などに管理人になってもらい、
その相続人が相続すべき財産を管理してもらえるものです。

 

今回、この手続きの過程で恵美子さんは、
幸恵さんの居場所をつきとめたのです。
居場所が判明したので幸恵さんに対する

不在者財産管理人手続きは進めることができません。

 

その居場所はなんと服役中の塀の中だったのです。

相続をすすめるためには署名捺印や印鑑証明が必要

恵美子さんが相続をすすめるためには、
相続人全員の署名捺印や印鑑証明が必要です。
けれど、服役中ということで、
実印や印鑑証明等準備ができませんでした。

 

今回は実印の代わりに拇印、印鑑証明の代わりに
刑務所長による奥所証明を出して、相続手続きをすすめました。

追伸

「わからないことがある」「個別のアドバイスがほしい」

などとおっしゃる方は、お気軽にご相談ください。

相談は無料で行っています。

無料相談をご利用になり、信頼していただき、

結果として手続をおまかせいただければ幸いですが、

実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。

当センターとしては、それでもかまわないと考えています。

「相続手続支援センター名古屋」という存在を知っていただくことが、

とても大事だと思うからです。

 

まずは、お問合せだけでもされてみてはいかがでしょうか。

と、いくら申しましても、「業者のいうことだから・・」と思われる方も

いるかもしれません。

それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、

お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。

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