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季節通信の2020年発行分

第25号 2020年1月発行
・大富豪ウォーレン・バフェット氏の遺言とは
 (このページでご覧になれます)

2020年 寒中お見舞い申し上げます

寒い季節ですが、いかがおすごしでしょうか。
去年の12月のことですが、妹が2人目の子どもを授かりました。
わたしにとっては姪になります。
毎年の正月に親戚たちが、静岡市の家に毎年集まります。

 

妹から
「正月にはまだ外出できないかも知れない。」
と聞きましたので、
年末、妹と姪に会いに地元の静岡県沼津市に、妻と私は足を運びました。

 

妹の家のすぐそばで会社を営む父と、会社のパートさん、妻、私の4人で、
近くの中央亭(餃子屋さん)でお昼をいただきました。
昔から近所にあったお店なのですが、
超有名店になっているようで、開店時刻には大行列です。
先頭の方は平塚から自転車できていました。
お味の方は、他にはない餃子でおいしいですよ!

大富豪ウォーレン・バフェット氏とは?

本号で紹介するウォーレン・バフェット氏とは、
世界で一番有名と言われるアメリカの投資家です。

 

多くの方からお金を集めて、これで株式などを購入して、
資産を増やし、投資者に還元しました。
投資信託の仕組みと同じですね。

 

ウォーレン・バフェット氏のことについて書いていますが、
実は、さほど彼について私はくわしくありません。
にもかかわらず、彼について書いているのにはわけがあります。

相続の手続と金融商品の関係ついて

相続の手続をお手伝いする中で金融商品の知識の大切さ、
またこれ知っておく必要性を感じたからです。

 

といいますのも、こんなことがよくあります。
故人さまの預貯金を相続して、
この預金を相続人が自分の名義の口座に預けます。
相続人は急に預金残高を増やすわけです。

 

すると、
「投資信託などで運用しませんか?」
と銀行から電話を受けるのです。
中には、投資信託の仕組みをよく知らないまま断り、
中には、
銀行に勧められた投資信託をよくわからないまま購入される方もいらっしゃいます。

 

また、
「銀行から電話で投資信託をすすめられたけれど、どうなんでしょう?」
と私が質問をいただくこともあります。

 

相続したお金をどこにあずけるのか?
『定期預金』『投資信託』『株式』『保険』などなど、
世の中にはいくつもの金融商品があります。

 

さらに、これらの商品もいくつかの種類に分かれます。
どれが良い・どれが悪い、どれが安全でどれが危険かはありません。
それぞれに特徴をもっています。

 

選ぶときには、きちんと特徴を分かったうえで、
判断することが大切だと感じます。
相続のお手伝いをしている私としましては、
ある程度は、投資信託などの金融商品について知っておくことが、
ご相続人さまのお役にたつことにつながると思い、
勉強する必要性を感じたんです。
投資信託について勉強をしていく中で、
ウォーレン・バフェット氏の存在も知ることになりました。

なぜ、自分で運用せずに、投資信託を買う?

危険を分散できるからです。
一つの会社の株式だけをあなたがもっているとします。
その会社の株価がさがると、あなたは自分の資産を減らしてしまいます。

 

異なる業種にまたがってたくさんの会社の株式を持っていると、
一つの会社の株価が下がっても、
別の会社の株価がそれ以上に上がっていれば、資産を守れます。

 

これが、資産を分散して危険をすくなくする仕組みです。
仮に50万円を運用するとします。
自分で購入すると、数〜10銘柄くらいの株式を購入できるかもしれません。
会社ごとに、株式には最低の購入単位があって、
1株だけを買うということのできない会社もたくさんあります。

 

50万円を投資信託に預けると、
投資信託の会社がこのあなたの代わりに50万円を、
たくさんの会社の株式に分散させて購入できます。
なぜなら、投資信託は多くの方から資金をあつめていて、
何十億、何百億円というお金を運用しているからです。

投資信託にかかる費用

信託報酬がかかります。
これは、預けたお金の内一定割合を手数料として支払うものです。
信託報酬が0.5%/年を下回るものもあれば、2%/年を超えるものもあります。

 

仮に、2%の信託報酬の投資信託を10年利用すると、
20%(2%×10年)の手数料を支払わなくてはなりません。
その分投資信託の価値があがっていないと費用倒れですね。
信託を購入するときの手数料もあります。
これがかからない商品もあります。

投資信託の商品の種類

たくさんの種類と分け方がありますが、
ここでは運用の仕方によって大きく2つに分けてみます。
1.インデックスファンド

目安とする指数に連動するように運用されます。
目安とする指数には日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)などがあります。
新聞やテレビなのでこれらの言葉とその額を耳にされたことがあると思います。
日経平均に連動するインデックスファンドは、
日経平均が上がれば同じ程度に上がり、下がれば同じ程度に下がるように運用されます。

 

このように運用するには、指数を構成する銘柄を規則的に購入することになります。
専門家がいろいろと考えて運用するわけではないので、
投資信託の費用が↓のアクティブファンドよりも安いです。

2.アクティブファンド

日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)など、
株価の指数を上回ることを目指して運用される投資信託のことです。

 

これだけ見ますと
『アクティブファンドの方が、
インデックスファンドより値上がりするのだからいいのでは?』
と思われる方もいるかもしれません。

 

とはいえ、いくつか注意があります。 まず、信託報酬が高いのです。
なぜなら、
どの株式で運用したらいい結果になるのかを専門家が手間と時間をかけて考えて、
運用する株式の購入、売却をするからです。

 

次に、
実際に投資信託を購入してから1年間で、
株価の指数を上回る実績を残す投資信託は半分以下、
購入から6年たつと、
7割以上 が株価指数を下回っているという調査結果もあるようです。
平均以上の結果を出し続けるのがむずかしいのは、
なんとなく素人の私にも理解できます。

ウォーレンバフェット氏の遺言

彼は自分の死後自分の財産を下のように運用するよう、
妻に遺言を残しているようです。
「資産の9割をS&P500に連動型の投資信託で運用すること」
S&P500というのは、
アメリカで上場している代表的な会社500社の株価指数です。

 

マイクロソフト、アマゾン、コカコーラ、マクドナルド、
ジョンソンエンドジョンソン、エクソンモービル、ファイザーなどなど、
そうそうたる会社ばかりです。

 

彼自身は類まれなる才能の持ち主だったので、アクティブに投資し、
S&P500の指数をはるかに上回る結果を長年だせました。
けれど、普通の人にそれをできないと彼自身が思っているのでしょう。

当センターからの一言

相続手続支いかがでしたでしょうか?
季節通信の誌面でお伝えできることには限りがあって、
わかりにくい内容もあったかもしれません。

 

とはいえ、何らかの参考になっていればうれしく思います。
『故人さまより受け継がれた大切な遺産をどうするのがいいのか?』
今後もお役に立つ情報をお届けできるようがんばろうと思います。

 

相続手続支援センター 佐藤健太郎

2020年1月発行の季節通信、相続税の税務調査についてのページへ

追伸

「わからないことがある」「個別のアドバイスがほしい」

などとおっしゃる方は、お気軽にご相談ください。

相談は無料で行っています。

無料相談をご利用になり、信頼していただき、

結果として手続をおまかせいただければ幸いですが、

実際にはアドバイスだけで終わる方も多くいらっしゃいます。

当センターとしては、それでもかまわないと考えています。

「相続手続支援センター名古屋」という存在を知っていただくことが、

とても大事だと思うからです。

 

まずは、お問合せだけでもされてみてはいかがでしょうか。

と、いくら申しましても、「業者のいうことだから・・」と思われる方も

いるかもしれません。

それでも、相続手続支援センター名古屋の思いをお伝えしないよりも、

お伝えした方がいいと思い、書かせていただきました。

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