贈与と相続の大きなちがい

財産を年長の方が次の世代に引き継がせる方法として、贈与と相続があります。
ここでいう贈与というのは、自分の元気なうちに財産をタダであげることです。
ここでいう相続のというのは、自分が亡くなった後に、財産が相続人に引き継がれることです。

贈与も相続も、自分の財産を自分以外の人によって引き継がれるという点は同じです。けれど、贈与と相続でかなりちがうことがあります。
それはなにでしょう。

贈与税は高くて、相続税は贈与税ほどではない。
こう思われる方もいらっしゃいます。
これは、一部は正しくて、一部は正しくありません。

自分以外の方に引き継がれる金額によって、
贈与税の方が相続税よりも安い場合もあります。

たとえば、こんな方がいるとします。
(ここでは、法律のただしさよりも、わかりやすさを優先します)。
いま、亡くなったら、相続税が30%課せられるくらいの遺産を残すことになる方。
この方が、贈与税を10%支払って孫に贈与したとします。
すると、孫に贈与した額×20%は節税できたことになります。

では、贈与と相続でちがうことはなんでしょうか。
いろいろあるのですが、大きく違うことの一つに、次のことがあります。
それは、
贈与は相続よりもよろこばれる!
ということです。

相続で亡くなった方の遺産を引き継ぐのは、たしかに経済的にはありがたいことです。とはいえ、身内を亡くすから発生するのが相続です。
多くの方にとって、身内の死はかなしいものです。
また、相続では、遺産の一部は法律によって相続人のものになることが決まっています。

これとちがって、贈与では、財産をあげるほうが健在です。
財産を受け継ぐことが、身内の死とまったく別になります。
また、あげるほうが、「あげる」という考えになって初めて贈与は成立します。
法律によって財産をもらえるわけではありません。

だから、贈与を受けた方は、ありがたい気持ちになるのだと思います。
あげた方が感謝されるのもよくわかります。



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