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連れ子と養子縁組していない

主人公 安部エイジさん

関係者 安部 小次郎さん(被相続人、エイジさんのお父様)

    安部 雅代さん (エイジさんのお母様、小次郎さんの現妻)

戸籍を調べると前妻の事、連れ子のことが判明

エイジさんはお父様の小次郎さんを亡くされ、
当センターに相談にこられました。
相続財産は農協にある預金と保険が少し、
それと不動産でした。

 

エイジさんの父の小次郎さんは前妻がおり、
前妻との間にお子さんもいたようです。
エイジさんは、
相続がどうなるかということで不安を感じていました。

 

エイジさんの依頼で私たちは戸籍をさっそく調べて
いきました。すると意外な事実が発覚しました。
実はエイジさんは、お母さんである雅代さんの連れ子でした。
小次郎さんとは直接の血のつながりがなかったのです。

 

エイジさんは相続権を持たない子となります。
エイジさんが幼いころに雅代さんが再婚して小次郎さんと一緒に暮らすようになり、
その家の長男として育てられました。

 

エイジさんもその事実は知っていたものの、
養子縁組をしてあると思っていたようです。
そして他の兄弟たちとからも、
エイジさんは長男として相続を仕切ってくれていると思われていたのです。

相続権のない長男だったのです

エイジさんに相続権がない旨を説明させていただくと、
エイジさんは養子縁組を小次郎さんがしてくれていなかった
事に落胆していました。

 

もちろん他のご家族もびっくりです。
ほかのご兄弟は、
兄であることにかわりがないのでなんとか相続してもらう方法はないか?
と考えたそうです。

 

結局、遺産分割協議で全部、雅代さんが相続し、
雅代さんの相続財産に関する権利は、
エイジさんにもあるので、
雅代さんが亡くなったときの相続はエイジさんという運びになりました。

 

最終的には小次郎さんの前妻のお子さんも、
何十年も顔をみていない小次郎さんの財産等は興味もないとのことで
相続放棄の提示をしたようです。
これで全員が一致した相続にようやくなりました。

 

自分に相続権があると思っていても、
戸籍などをとりよせないと確定できないことがよくわかりました。
また連れ子であれば養子縁組がされているのかどうか、
生前にチェックしておくことが大事かもしれません。

 

エイジさんの場合は、
皆さんが家族一丸となりより深まった関係の中で、
相続の道を歩まれたと思います。

追伸

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