地方裁判所について

規模の大きな刑事事件や請求額の大きな民事裁判であっても、
最初は地方裁判所から裁判を始めます。
また、同一敷地内に家庭裁判所も設置されているケースが多いです。

 

高等裁判所がある地域の場合にも同一敷地内に設置しています。
ここでの判決が、第二審以降の判決にも影響することがあり、

重要な役割を果たしています。

 

犯罪が発生して警察が容疑者を逮捕した後は、取り調べをしてから検察に送検します。
その後、検察でも取り調べを受けますが、
ここで起訴するかどうかを検察官が判断します。
起訴するということになった場合には、地方裁判所で刑事裁判を行います。

 

地方裁判所は全国の都道府県に1つずつ設置されているため、

犯罪が発生した場所の地方裁判所で裁判を行うことになります。
裁判では事実認定や情状などを考慮して有罪か無罪かの判断と

量刑の決定を行うことになります。

 

刑事裁判で身柄の拘束を受けている場合には、手錠をかけられた状態で入廷します。
そして、地方裁判所の判決に不服がある場合には、
上位の裁判所である高等裁判所に控訴することが可能です。
控訴しない場合は、地方裁判所の判決が確定判決となり、それに従うことになります。
被告人が不服でない場合にも、検察官が不服として控訴するケースもあります。

 

民事裁判も第一審は地方裁判所で行います。
ただし、離婚や相続に関する裁判である場合には、
家庭裁判所で行うことになっています。
そのため、損害賠償請求に関する裁判や、債務不履行に関する裁判が中心です。

 

交通事故による損害賠償請求なども多く見られます。
訴訟額がかなり高額になる場合であっても、第一審は地方裁判所です。
刑事裁判の場合と同じように、第一審の判決が不服である場合は、
高等裁判所で第二審の裁判を受けることが可能です。

 

また、原告が不服としない場合でも被告が不服として控訴すれば、
第二審を行わなければなりません。
逆の場合もそのようになります。

 

民事裁判の場合には、刑事裁判と異なり、原告や被告が出廷せず
代理人である弁護士のみが出廷して裁判を進めるケースも多く見られます。
双方ともに弁護人のみ出廷して審議をする様子も珍しくありません。

 

また、訴訟額が一定以下の小規模な裁判においては、
第一審は地方裁判所で行わず、簡易裁判所で行われます。
特に最近では少額訴訟が増えて来ているため、そういったケースも多いです。

関連する参考用語

最高裁判所とは

高等裁判所とは

・簡易裁判所とは

・家庭裁判所とは

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